Reutersは、サムスンが米国のテキサス州オースティンにある160万平方フィート(約15万平方m)の新しい工場でAppleの「A5」プロセッサを製造していると伝えた。サムスンは、12月に全面稼働を始めたこの工場に36億ドルをかけたという。この工場はAppleのプロセッサのみを製造しているわけではないが、「生産量のほぼすべて」がA5のものだとReutersの情報提供者は述べている。
Appleとサムスンはモバイル市場における競合相手であり、世界各国で訴訟合戦を繰り広げている。サムスンは、Appleの「iPhone 4S」が同社の特許を侵害していると主張しており、一方Appleは、サムスンの「GALAXY Tab 10.1」やスマートフォン製品が同社の製品を模倣していると主張している。
しかし、現在のところ、サムスンとAppleは、特許侵害の主張という問題をサプライパートナーの関係から切り離すことができている。次の「iPhone」と「iPad」に搭載されるとうわさされるAppleの「A6」プロセッサについて、Appleとサムスンが協力するという憶測が流れている。
韓国のApple向け部品メーカーの幹部は匿名を条件に、「Appleは、次期iPhoneに採用するA6クアッドコアモバイルプロセッサの出荷に関してサムスンと協議している」とThe Korea Timesに語っている。
米CNETはAppleとサムスンに、将来のサプライ計画についてコメントを求めたが、どちらからもすぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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